同窓会マジック

男って最低と言われても僕は否定できない人間である。

それはうだる様に暑い夏の夕方のことだった。

僕と親友と言える悪友はその暑さから逃れるように喫茶店でアイスコーヒーを飲んでいた。
話の内容といえばお互いに女性の影がないこと。
出会いさえあれば。いやいや、恋愛に飢えている女性でないと俺たちなんか相手にされない。

そもそも、恋愛に飢えている女性であっても俺たちになびいてくれるのだろうか?
そんか会話をしながら結露したグラスを傾けアイスコーヒーを飲みタバコを消費していた僕の携帯電話が振動した。

小学校から知り合いの女の子の番号だった。
先日あった同窓会でアドレスと番号を交換したのだった。
要件に全く心当たりのない僕はとりあえず電話に出ることにした。

彼女の話の内容はこうだ。
生理の予定日を過ぎても生理が来ない。
そして、そのことを彼氏に話したところ携帯のアドレスを変えられ電話は着信拒否にされたのだという。

ひどい話だ。
彼氏は避妊も満足にしてくれてはいなかったらしい。

というか、許したのはアナタでしょう、とはつきり言いたかった。
彼に取り入ろうとするから、事が重大になって後悔するのです。
女性は押しに弱い、なんて自己弁護に過ぎません。

泣くのは女性なんですからね。

そんな説教は、電話の向こうには後の祭りではあるが、こんなときどうすることも出来ない。
まず、時間とともに徐々に答えが出るものだ。

シロかクロか・・。

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